【エ女王杯】今度は淀で!絶好調ルメールが導くシングウィズジョイ

[ 2016年11月11日 05:30 ]

シングウィズジョイに騎乗するルメール騎手

 先週JRA最多となる騎乗機会10連続連対をマークしたC・ルメールが騎乗するシングウィズジョイも侮れない存在だ。

 ルメールは東京遠征した先週“神ってる”騎乗でファンを魅了。土日で「騎乗機会10連続連対」のJRA新記録を樹立し、日曜は1日8勝。日本の至宝・武豊(02年12月7日、阪神)に並ぶタイ記録をマークし「素晴らしい日でした。とてもうれしかった」と語った。

 8勝目となる最終12Rを先頭でゴールした後には、誇らしげに右手の人さし指を立てて「No・1」を主張したが…。ルメールは「レース前に“レコードは7勝”と聞いていた。ゴールした時は、凄くうれしかったんだ」と歓喜の瞬間を振り返り「レース後、豊さんと同じと聞いて…。え?ホントに?となった」と舞台裏を明かした。

 シングウィズジョイとコンビを組むエリザベス女王杯は、以前から鞍上が「ラッキーレース」と語る相性のいい舞台。07年以降は7回騎乗して、6回掲示板(5着以内)を確保した。

 今年のパートナーには初騎乗だが、最終追いで感触を確かめ「ラスト4Fだけの追い切りだったけど、とても良かった。彼女のコンディションは、ちょうどいいと思う」と手応え。08年には同じく初騎乗だったリトルアマポーラで優勝。それまでの差す競馬から先行策にイメチェンする作戦で、勝利にエスコートした。

 今週末は京都で“ルメール・マジック”がサク裂するかもしれない。「今週も?いや、別の週、別の馬、別の競馬場になるからね」と鞍上はクールに切り返したが、その表情は自信たっぷりだった。

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