【エ女王杯】一発狙って復活スイッチON!池添&メイショウマンボ

[ 2016年11月11日 05:30 ]

池添謙一騎手を背に追い切ったメイショウマンボ

 【G1ドキュメント=10日】スランプに陥った3年前の女王・メイショウマンボの復活を託されたのは初コンビを組む池添。1週前に引き続き、この日の最終追いにもまたがり感触を確かめた。上がり重点にCWコースで6F83秒6。向正面からゆっくりキャンターにおろすと、“グンッ”と沈み込むように加速。抜群の手応えで直線を迎えるとラスト1Fも馬なりで12秒0と鋭く伸びた。引き揚げてきた鞍上は納得の表情で手応えを振り返った。

 「しまいの感触は良く、先週よりも息づかいは良かった。最近は結果が出ていないが、僕は初めてレースに乗るので、強かったときの競馬をイメージして乗りたい」

 池添はこれまでG1・22勝のうち10勝が牝馬で、気難しい馬も巧みなテクニックで勝利に導いてきた。今年もシンハライトで桜花賞2着、オークスVと相性の良さは健在。飯田祐師は「ジョッキーは人馬のコミュニケーションにたけていて、我の強い牝馬でも上手に乗ってくれるから」と全幅の信頼を寄せている。

 細原はマンボを一昨年のヴィクトリアマイル(3番人気)で◎に指名。△ヴィルシーナ(11番人気)に半馬身差及ばなかったが、馬連84・5倍の高配にありつけた。あれから16戦連続で凡走しているが、メンバートップのG1・3勝という実績は揺るぎのない事実。この鞍上スイッチが浮上のきっかけにならないか。「トールポピー(主戦を務め、07年阪神JF、08年オークスV)もこういうタイプだった。難しいが、逆にスイッチはいつ入ってもおかしくないですから」。一発を狙う池添の強気のコメントに気持ちが揺らいだ。

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2016年11月11日のニュース