【菊花賞】2冠夢散…マジェスティ4着 蛯名「付いていけなかった」

[ 2016年10月24日 05:30 ]

<京都11R・菊花賞>4着に終わった蛯名正義騎手騎乗のディーマジェスティ
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 2番人気に推された皐月賞馬ディーマジェスティがまさかの4着に敗れた。道中は中団の後ろ。2列前にはサトノダイヤモンドがいた。しかし、勝負どころの2周目4コーナー。馬なりで進出した勝ち馬に対し、必死に手綱を動かして外から食らい付いたが、直線半ばで逆に背中は遠のいた。

 検量室で20分以上もパトロールビデオを確認した蛯名は「最初からハミを取らない感じで…。先生にも“包まれないで競馬してほしい”と言われていた。勝ち馬の横にいたかったが、行けなかった」とまず位置取りを嘆いた。さらに「向正面でフタをされて。勝ち馬が(4角で)ギアを上げたら、付いていけなかった。2着争いの中で抵抗しているけど」と肩を落とした。

 一方、二ノ宮師は「ジョッキーは完璧。位置取りも良かった。でもセントライト記念(1着)ほど、はじけなかった」と鞍上をかばった。初の関西輸送を克服して6キロ増。好馬体は目を引いた。2冠に向け順風満帆と思えたが…。これで関東馬は菊花賞15連敗。指揮官は「敗因は距離ではないと思う。何でだろうね…。美浦に戻ってから、どうするか判断します」と明確な敗因をつかめず、リベンジの時を見据えた。凱旋門賞の夢も胸に抱いていた東の大器。このままでは終われない。

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2016年10月24日のニュース