【菊花賞】里見オーナー“34度目の正直”来年は凱旋門賞に挑戦

[ 2016年10月24日 05:30 ]

<京都11R・菊花賞>握手する(左から)池江師、里見オーナー、C・ルメール
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 四半世紀の悲願を達成した里見治オーナーは検量室前で人馬を出迎え、ルメールと抱き合った。「G1は初めて。ゴール前は舞い上がってしまった」。これまでG1は33レース(延べ35頭)に挑んで2着が3回。「本当なら三度目の正直といかないといけないのに。ようやく勝てて良かった」と安どの表情を浮かべた。

 13年セレクトセール当歳セリで2億4150万円(税込み)の高値で落札した愛馬。顔の中央にあるダイヤ形の流星から、美恵子夫人がダイヤモンドと命名した。オーナーは「デビュー前から、この馬でG1をと考えていた。ダービー2着で馬運がないのかなとも感じたが、世代1、2位の自負を持っていたから」と愛馬の力を信じていた。

 陣営は来年の凱旋門賞挑戦を視野に入れており、大舞台へ向けて前進。「今後は何もなければ、有馬記念に行ってくれたら」と暮れのグランプリを見据えた。

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2016年10月24日のニュース