【細原・騎手で獲る 特別編】9日京都5R 陣営の勝負気配漂うテイエムカクテル

[ 2016年10月9日 08:00 ]

 新馬戦は相手関係が重要。レースレベルの差が激しい若駒の戦いでは、条件面より少しでも楽な相手と戦わせたいというのが陣営の本音だ。そのためデビュー前は“情報戦”となり、仕事中にも関わらず電話で関係者から「京都の△週目の芝△メートルって、他に強い馬おるん?」と逆取材されるほど。大抵は『一度使って』というケースが多いだけに、この手の質問をされた厩舎からは“勝負気配”が漂ってくる。

 京都5R・新馬戦はテイエムカクテル◎。何を隠そうその質問をされた馬だ。今週は3日間開催で京都芝の新馬戦は4鞍あり、陣営はここに狙いを定めてきた。“攻めの動きが良くて、気性も初戦向き”という厩舎サイドのジャッジ。1週前のCWコースでは6F81秒3の好時計。入厩後は十分過ぎるほど乗り込まれ、古馬相手の併せ馬でもほとんど遅れることはなかった。母は09年のエリザベス女王杯で大波乱を演出したテイエムプリキュアで素質は確か。馬連&馬単で、相手をバーディーズカフェ、ゼロメリディアン、ライブリパシアン、ナンヨーマーズの4頭で勝負する。

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2016年10月9日のニュース