【ヤングダービー】“ギリギリ出場”30歳小坂がエース機で爆勝!

[ 2016年9月21日 05:30 ]

初日内差しを決めた小坂尚哉

 ボートレースとこなめのプレミアムG1「第3回ヤングダービー」が20日、開幕した。初日6Rは30代戦士、小坂尚哉(30=兵庫)が4コースから差し切り幸先よく白星。不動のエース17号機のパワーを味方に付け、目が離せない存在となった。注目の12Rドリーム戦は1号艇の桐生順平(29=埼玉)がインを押し切り快勝した。

 雨ニモマケズ台風16号ニモマケズ。これぞエース機の証明だ。初戦を白星で飾り、無数のカメラのフラッシュを浴びた小坂。「不安でした」。エース機獲得=必勝の重圧をはねのけ、ホッとした表情を浮かべた。

 4コース戦の初日6R。1Mは握る2、3コースに対し、小坂はインから立ち遅れた艇を待ってから最内差し。その分、先行を許す展開となったが、そこからグングン加速。バック向かい風7メートルをものともせず、異次元の伸びで先行艇を捉え、2Mを先取りした。「(強風で)ちゃんと乗れている感じはなかったが、バックは伸びたし、やはりいいエンジン」。不動の17号機にぞっこんだ。2着に敗れた佐藤も「小坂さんの方がだいぶいい」と白旗を揚げた。

 ヤングダービーの出場資格は当該年の9月1日で満30歳未満の男女。12日に30歳の誕生日を迎えた小坂は本当の意味でギリギリ出場となる。地元の尼崎開催の前回は2日目に無念のフライング。前身の新鋭王座決定戦では優勝戦1号艇で負け、涙をのんだことも。30代ヤングは「まずは無事故完走。その上で優勝戦に乗れたら」。平常心で主役の座をつかみ取る。

 初日は台風による荒天のため7R以降は安定板使用、10R以降は周回を2周に短縮して行われた。注目のドリーム戦は1号艇の桐生が勝った。舟足の把握は2日目以降となるが、2戦2連対発進の宮地と篠崎の他、和田、島村、山田の動きが良さそうだ。

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2016年9月21日のニュース