【札幌新馬戦】フランケル産駒スターリング強襲!ゴール前首差捉えた

[ 2016年8月1日 05:30 ]

ゴール前で差し切って、デビュー戦で勝利を飾ったソウルスターリング

 噂の大物がデビュー勝ちを飾った。札幌5R(芝1800メートル)の新馬戦で、怪物フランケルの初年度産駒ソウルスターリング(牝=藤沢和)がマッチレースの末、首差先着。単勝1・7倍の1番人気に応えた。

 道中、中団で折り合いに専念。3、4コーナーで外を回ってポジションを上げると、ラスト1Fの攻防で闘志に火が付いたかのようにグイッと伸び、先に抜け出したアドマイヤマンバイをゴール前で首差捉えた。ルメールは「スタートはあまり速くなかったけど、すぐに流れに乗ってリラックスして走れた。ストライドが大きいのはお母さんに似ている。エンジンがかかるまで時間がかかったけどラスト100メートルで頑張ってくれた」と笑顔で振り返った。

 母スタセリタはルメールとのコンビで09年にサンタラリ賞、仏オークス、ヴェルメイユ賞とG1・3連勝。その後も3つのG1タイトルを積み重ねた。父は12年英チャンピオンSなどG1・10勝を含む14戦全勝で種牡馬入り。両親合わせてG1・16勝の超良血が第一歩を踏み出した。藤沢和師は「まだ若い馬。4コーナーで物見したけど、そこから伸びてきた」と評価。今後については「函館に移動して1週か2週、様子を見てから考える」との見通しだ。

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