【蒲郡・グラチャン】峰リベンジ逃げだ!篠崎元と因縁の対決へ

[ 2016年6月24日 05:30 ]

篠崎元を振り切り昨年のメモリアル優勝戦の借りを返したい峰

 蒲郡のSG「第26回グランドチャンピオン」は24日、予選最終日となるシリーズ4日目を迎える。得点率18位につけている峰竜太(31=佐賀)は、昨年の当地メモリアル優勝戦で1号艇ながら2着。SG初制覇の絶好機を逸している。1号艇で挑む4日目11Rは、メモリアルで逆転負けを喫した篠崎元志(30=福岡)との直接対決。今度はイン逃げを決め、悔しい過去と決別し、準優勝戦へと突き進む。

 峰が準優勝負駆け、そして因縁の対決に臨む。初日ドリーム戦は舟足を引き出せず5着に敗れた。しかし、2日目に行った大整備で上積みに成功。白星こそないが、その後の4戦は全て3着以内に入っている。「整備とペラ調整で良くなった。それでも中堅あるかどうかだが、自分がしっかりレースをすれば問題ないレベル」。準優切符が懸かる11Rは1号艇。インから的確なスタートとターンを決めれば、自然と結果はついてくるだろう。

 この一戦は予選通過の他に、もう一つ重要な意味合いを持つ。1号艇に峰、2号艇に篠崎元。これは昨年8月の当地メモリアル優勝戦と同じだ。結果は2周1M逆転で篠崎元に軍配。峰はSG初Vの最大のチャンスを取り逃し、大粒の涙を流した。10カ月前の悪夢と決別するためにも、乗り越えなくてはいけない壁。「こういうのはエンジン勝率が同じくらいの時にやってほしいな」と笑ったが、パワーアップした今の峰なら足負けすることはない。こん身のイン速攻で、SG初制覇への道を切り開く。

 一方、3日目終了時点で得点率1位に立ったのは魚谷。仕上がりにも手応えを得ているが、今節は何より展開に恵まれている。この流れなら、トップの座を維持する可能性は高そうだ。

 この他の得点上位陣も、総じて気配は良好。2位の下條を筆頭に瓜生、重成、原田幸、池田、坪井は水準レベルを上回っている。今年のSG戦線で苦戦が続く山崎と毒島も徐々に調整を合わせてきた。昨年のグランプリでワンツーを決めた群馬最強コンビが、そろそろ牙をむきそうだ。

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2016年6月24日のニュース