【江戸川634杯】山下が6年9カ月ぶり記念V「まだまだ頑張れる」

[ 2016年6月20日 05:30 ]

トップSで逃げ切り優勝した山下

 G2「江戸川634杯モーターボート大賞」は19日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇・山下和彦(47)がコンマ11のトップSで逃げ切り、G1・3Vを含む通算60回目の優勝を達成した。

 心の支えとなったのが同県の先輩・市川哲也だった。三井所、上村の強力な行き足を気にする山下に「いつも通りでいい。大丈夫」と助言。「いい感じに力を抜いてもらった」と山下は感謝し、振り返った。

 09年の芦屋以来、6年9カ月ぶりの記念V。「プレッシャーをはねのけることができた。おじさんまだまだ頑張れる」と笑いをとった。ジョーク交じりではあるが、自信を取り戻したことが表情から見て取れた。どんな逆境でも「明るく楽しく元気よく」をモットーに走り続けてきた山下。苦労人にふさわしい60回目のメモリアルVだった。「クラシックの権利を頂いたことだし、まだまだSGも狙っていきますよ!」。不屈の精神で勝負の第一線へと山下が返り咲いた。

 ◆次走 優勝した山下和彦の次走は7月1日からのびわこ一般戦。太田和美、坪井康晴、中野次郎らと優勝を争う。三井所尊春、飯山泰は25日からのとこなめ一般戦。寺田祥、大滝明日香、岩瀬裕亮らが参戦。上村純一は23日からの浜名湖一般戦へ。秋山直之、海野康志郎、河合佑樹らが出場。平尾崇典は23日からの鳴門一般戦。平石和男、森永淳、前沢丈史らが相手。湯川浩司は24日からの住之江一般戦。坂口周、三浦永理、奈須啓太らとVを争う。

続きを表示

2016年6月20日のニュース