【日本ダービー1週前追い】マカヒキパワーUP!ド迫力ラスト11秒6

[ 2016年5月19日 05:30 ]

ダービー1週前の追い切りを行ったマカヒキ(左)は抜群の伸びを披露

 ダービーの1週前追い切りが東西トレセンで行われ、皐月賞2着のマカヒキがド迫力の伸びで反撃態勢を整えた。CWコースでジルダ(4歳1600万)の3馬身後方を追走、前走に続きコンビを組む川田を背にしっかり折り合って直線は外へ。残り100メートルで軽く気合をつけると、僚馬を一気に3馬身置き去りにした。ラスト1Fは11秒6の切れ味を発揮。見守った友道師も満足げに口を開いた。

 「やっぱり瞬発力が違うね。追ってからも反応もいい。(川田)将雅も“全く問題ない。パワーが付いてきた”と言っていたから」

 “3強対決”と注目された皐月賞は3強の中では最先着したが、ディーマジェスティに届かず2着。指揮官は「上がりも走っているし、この馬のレースはしている。3強は互いにマークし合っていたが、勝ち馬は立ち回りがうまかったから」と冷静に振り返った。

 逆転Vに向け、前走後は放牧に出さず在厩して調整してきた。友道師は「間隔が詰まっているし、トレセンにいても普段からイレ込むタイプでもないからね。皐月賞のダメージもそんなになかったし、今回が一番順調に来れている」と仕上がりに太鼓判。父ディープインパクトから受け継いだ、世代No・1の末脚で頂点を目指す。

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2016年5月19日のニュース