【ケンタッキーダービー】日本馬ラニ9着に沈む…豊「スピード負け」

[ 2016年5月9日 05:30 ]

9着に終わった武豊騎乗のラニ(AP)

 米3冠レース第1戦「第142回ケンタッキーダービー」(G1、ダート2000メートル、優勝賞金124万ドル=約1億3000万円)が7日(日本時間8日朝)、米ケンタッキー州のチャーチルダウンズ競馬場で行われ、日本から95年スキーキャプテン(14着)以来、21年ぶりに参戦したラニ(牡3=松永幹)は9着に終わった。マリオ・グティエレス騎乗のナイキスト(牡3)が1番人気に応え勝利した。

 後方から5番目の外でレースを進め、4角大外から脚を伸ばした武豊だったが「4角からちょっといい脚で伸びはしたけど、最後はさすがに脚が止まった。想定していた通りのレースになったけど、スピード負けだね、完全に。今日の経験は大きい。次につなげたい」と前を向いた。

 松永幹師は「元々遅い馬だがいつもよりスタートがもっさりしていた。それでも最後はジリジリと来ていたし、騎手も思った通りの競馬ができたんじゃないかな」と納得顔。さらに今後、米3冠最終戦「ベルモントS」(6月11日、米ニューヨーク州ベルモントパーク競馬場、ダート2400メートル)に向かうことを明言。同2冠目「プリークネスS」(21日、米メリーランド州ピムリコ競馬場、ダート1900メートル)出走の可能性も「状態によってゼロではない」と話した。

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2016年5月9日のニュース