【スプリングS】マイネルハニー 恵みの雨で好機広がる

[ 2016年3月18日 05:30 ]

柴田大を背に単走で追い切るマイネルハニー

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、スプリングSでマイネルハニーに騎乗する柴田大騎手を直撃した。

 ――マイネルハニーの前走(フリージア賞1着)は初めてメンコ(耳覆い)を着用しました。

 柴田大 競馬に行くと、どうしてもテンションが上がってしまう感じがあったので着けました。

 ――効果は?

 前々走(若竹賞6着)で乗った時よりも落ち着いていました。ゲート裏で1枚脱がせたけど、そこに行くまでは二重にかぶせていたのも良かったと思います。

 ――ゲートの中もその前とは一転してジッとしていました。

 前々走時はうるさくて出負けしましたが、中間に駐立の練習もしていたことで落ち着いていました。だからポンと好スタートを切ることができました。

 ――逃げたのは作戦?

 いいえ。いいスタートを切れて他も行く構えがなかったので逃げました。レース前から考えていたわけではありません。

 ――独特の大きな跳びでグングン逃げました。

 後ろも道悪(やや重発表)も気にせず、グイグイ行く感じで手応えは良かったです。

 ――直線は突き放して4馬身差の快勝。

 最後もよく伸びてくれました。落ち着いてリズム良く走れれば、逃げていなくても末脚を繰り出せると思います。

 ――実際、前々走でも最後の伸びは目を引きました。

 だから今回も逃げにはこだわりません。いかにリラックスさせて走らせてあげられるかだと考えています。

 ――とはいえ中山の1800メートルはある程度、好位を取りたいのでは?

 前が有利なコースなのは確かだと思います。あまり後ろからというのは良くないでしょうね。

 ――土曜日にひと雨降る予報です。

 できたら少し雨の残った馬場になってほしい。他が気にする分、チャンスは大きくなると思いますから。

 ――最終追い切りはご自身が騎乗して5F70秒4~1F12秒9。馬なりで時計的には平凡でした。

 それでも馬場の真ん中より外を回っていたので、それなりに負荷はかけられました。仕上がりは良さそうです。

 ――マイネルさんの馬で、管理するのは師匠の栗田博憲調教師。

 どちらも普段からお世話になっているのでクラシック本番に駒を進められるよう、何とか結果を出して応えたいです!

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