16日全日本２歳優駿　ポッド無敗戴冠なるか

６戦６勝の２歳馬ポッドガイ

　【地方競馬です！！】２日の浦和記念はハッピースプリント、サミットストーンの地方実力馬決着。東京大賞典がますます楽しみになってきた。その前にも熱いダートグレードがある。１６日のＧ１全日本２歳優駿（川崎）。南関重賞馬不在の年もあるが、今年は強力牡馬がそろって参戦予定。ハイセイコー記念のトロヴァオ（大井・荒山）、平和賞のアンサンブルライフ（浦和・小久保）。そして６戦無敗のポッドガイ（川崎・八木喜）は何といっても注目の的だ。

　５戦目の鎌倉記念はアンサンブルライフが出遅れたとはいえ同馬を一蹴。「完成度は間違いなく高い。道中の感じから（アンサンブルが）まともに逃げても捉えられたと思う」と主戦・矢野。さらにデビュー当初（６月）からうかがえた抜群のレースセンス。矢野も「本当に（競馬を）よく知っている」と感心した。

　１１月は全日本を視野に特別で楽勝。３日には半マイル５２秒の中間追い切りを消化した。「攻め馬は真面目。速いところに行くとグンと体が沈んで普段と走りが一変するのがいいね」とは八木喜師。オンとオフの切り替え、無駄のない動きはまさに天性か。ラブミーチャン以来、６年ぶりの無敗戴冠へ期待が膨らむ。　（池田　裕文）