【秋華賞】アンドリエッテに大外強襲の予感 剛腕・川田に期待!

[ 2015年10月14日 05:30 ]

 【G1ドキュメント=13日】3歳牝馬3冠最終戦「秋華賞」。近年は比較的、堅い決着が続いているが、08年には3連単1000万円超が飛び出すなど大荒れの年も…。やはり直線が328メートルと短い「小回りG1」だけに流れひとつで大番狂わせはある。競馬で馬の全能力を発揮させることが騎手の命題。ジョッキー心理は「馬群をさばきやすいポジション取り」へ大きく傾くだろう。まして牝馬で多感な若馬18頭が急コーナーに密集することを考えれば、序盤から前掛かりになることは必至だ。

 高配のヒントは潜在的な能力がありながら、末脚不発で評価を下げた馬にある。元騎手の細原はアンドリエッテに目を付けた。主戦を務める川田が、デビュー当初から素質を高く評価していた馬で桜花賞6着、オークス5着と非凡な瞬発力で世代上位の存在感を示す。担当の長谷川助手はラスト1冠へ力を込める。

 「前走(ローズS6着)はモタれながらの走りで、春先とは違う動きだった。ひと夏を越して体は成長しているが、まだ中身が伴っていない感じ。ただ、今までも使った方がいいタイプなので上積みはあると思います」

 桜花賞はスロー逃げに持ち込んだレッツゴードンキ岩田の好騎乗に阻まれたが、自身は上がり最速3F33秒2をマークするなど、一撃の破壊力は目を見張るものがある。状態面も叩いて順当に良化している。1週前追いは川田を背にCWコースで、しまい重点にラスト11秒7とシャープに伸びた。

 「初の京都だが、切れる馬なのできれいな馬場でできるのはいい。ジョッキーはこの馬のことを分かってくれていますし、前が速くなってうまく展開が向いてくれれば」

 大外一気に直線強襲。先週重賞Vと勢い十分の剛腕・川田なら何かやってくれそうな予感大だ。

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2015年10月14日のニュース