【オールカマー】ロゴタイプ　中山は合う、ヌーヴォに雪辱を

坂路単走で力強い動きを見せたロゴタイプ

　ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「Ｔｈｅ　Ｋｅｙｍａｎ」は、オールカマーにロゴタイプで挑む田中剛師を直撃した。

　――ロゴタイプですが春は安田記念を直前で回避。

　田中剛師　追い切った後に、人間でいう肩甲骨のあたりを痛がるそぶりを見せました。肩こりという感じだったと思うのですが、大事をとって自重しました。

　――前走（大阪杯５着）から約半年近い休み明けになります。

　中間は北海道の社台ファームや山元トレセン（宮城県）でも乗られていたので太め感はありません。よい仕上がりだと思います。

　――実際、田中先生ご自身が１週前の追い切りに騎乗。

　坂路からウッドチップコースでしっかり追って感触を確かめました。良い動きだったので、直前は調整程度で十分だと判断しました。

　――前走を振り返ってください。状態はどうでしたか？

　調整も輸送も問題なく、具合自体はよかったです。ただ思った以上の道悪になってしまって…。

　――２０００メートルで勝った馬の時計が２分２秒９。かなり悪い馬場でした。

　能力である程度の馬場はこなせるけど、本質的にはレコード勝ちするような馬ですからね。良馬場にこしたことはありません。

　――今週末も道悪になる可能性がありそうです。

　そのあたりは多少心配しています。ただ、前走ほどひどくなければ何とか走れるとは思っていますが…。

　――中山は過去に６戦して３勝、２着２回、３着１回と得意のコース。

　スパッと切れるというよりも早めに先頭に立って粘り込むような競馬が合うタイプ。そういう意味で中山コースは合っているのだと思います。

　――前々走（中山記念２着）の勝ち馬ヌーヴォレコルトと再戦になります。

　中山記念のときはこちらが５７キロに対し相手は５４キロ。今回は２キロ差（ヌーヴォレコルトが５５キロ）になるので逆転を期待しています。