【WASJ】昨年の道営リーディング・岩橋「北海道を盛り上げたい」

[ 2015年8月28日 05:30 ]

 ホッカイドウ競馬で昨年101勝、初のリーディングジョッキーに輝いた岩橋勇二(32)。先週日曜の札幌10Rクローバー賞では道営所属のリッジマン(13番人気)を鼻差の2着同着に導き高配当を演出。名刺代わりの好騎乗でファンの度肝を抜いた。「内をすくわれて、もったいない競馬だった。次(WASJ)も頑張りたい」と力を込めた。

 ホッカイドウ競馬で年々、勝利数を伸ばし順風満帆のジョッキー生活に見えるが、デビューは地元の佐賀競馬だった。「レースどころか、調教すら乗せてもらえなかった」。一度はムチを置くことすら考えた。「知り合いの馬主さんに北海道でやってみないか?と誘われた。すぐに決めました」と決断に時間はかからなかった。

 デビュー3年目の03年から所属を北海道に替え一からのスタート。移籍初年度は18勝、12年には仏遠征などで技術を磨き、リーディングを獲った努力の人。「活躍して北海道の競馬を盛り上げたい」と全身全霊を懸けて戦い抜く。

 ◆岩橋 勇二(いわはし・ゆうじ)1983年4月20日生まれ。01年に佐賀でデビューし、03年に道営に移籍。徐々に白星を伸ばし。昨年、地方通算500勝を達成し、初のリーディングも獲得

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2015年8月28日のニュース