自己最多勝更新 存在感増す中野騎手

[ 2015年8月28日 05:30 ]

中野省吾騎手

 【地方競馬です!!】千葉県船橋(ふなばし)市の観光協会と富山県舟橋(ふなはし)村のまちづくり協議会が、平成27年8月4日「2784」の日をきっかけに民間主体で交流を始めた。そこで舟橋村出身で、船橋競馬所属の中野省吾騎手(23=渡辺薫)が両地域の懸け“橋”として観光特使に任命され、早速今月1日、舟橋村で「ふなはし祭り」に参加。トークショーを行った。

 「生まれ育った舟橋村は水がきれいで自然豊かな村。自分が今、活動の中心としている船橋と両方を盛り上げていく存在になりたい」と中野。その言葉を有言実行にすべく、デビュー7年目の今年は自己最多の41勝を挙げ、南関リーディング15位タイ(27日終了時点)。存在感を増しつつある。船橋はもちろん、他3場の勝率もすべてアップ。特に大井は、昨年2勝が今年既に8勝と伸びが目立つ。「以前より力みが取れて周りが見えるようになった。それがいい方に向いている」という。中野を起用する1人、宮浦師は「今の若手では数少ない、最後までしっかり追える騎手」と評価した。

 10年に高知で新人王争覇を制した当時、はやっていた言葉を使い「僕は“持ってる”んです」と冗談めかして話した中野。ラッキーボーイはそろそろ卒業の時。着実に頭角を現し、花開こうとしている。 (秋田 麻由子)

続きを表示

2015年8月28日のニュース