【函館・サマーナイトＦ】伏兵・近藤が初の夜王「自分でもビックリ」

サマーナイトＦで優勝して賞金ボードを掲げる近藤

　Ｇ２「第１１回サマーナイトフェスティバル」（優勝賞金１１００万円）は伏兵の近藤龍徳（２４＝愛知・１０１期）が追い込んで優勝。３連単３０万円の大波乱となった。

　伏兵が直線を鋭く突き抜けた。初日特選スタートながら競走得点が一番低かった近藤が夜王に輝いた。「浅井さんを信頼していたからこそ、勢いをもらって内を突っ込めました。自分でもビックリしている」。まだＧ１出場経験もないのに昨年のヤングＧＰに続いて２度目のＧ２制覇。これで今年の獲得賞金は２２００万円を超えランク２４位に。

　「Ｇ１は本当の日本一。（来年３月）名古屋ダービー出場は決まりですね」。大舞台になればなるほど勝負強さを発揮。次走の岐阜記念（９月１０～１３日）でも、近藤の大暴れに注目したい。

　◆近藤　龍徳（こんどう・たつのり）１９９１年（平３）１月２０日生まれの２４歳。愛知県名古屋市出身。私立岐阜第一高卒。１０１期生として１２年７月プロデビュー。通算成績は２３７戦８１勝。通算取得賞金は５３９８万円。主な優勝はヤンググランプリ２０１４（１４年１２月）、第１１回サマーナイトフェスティバル（１５年）。１メートル６５、５９キロ。血液型Ｂ。