【七夕賞追い切り】レコンダイト鋭い上がり 闘志満々で同時入線

[ 2015年7月8日 14:47 ]

 七夕賞で2週連続重賞制覇を狙う音無厩舎が派手なデモンストレーション。不良馬場の坂路で芦毛のクランモンタナが先行し、レコンダイトが追う。先週はこの形でレコンダイトが1馬身遅れの“完敗”を喫している。

 が、この朝は様相が違った。Mデムーロを背に実戦さながらの闘志をむき出しにして4F51秒6―12秒9の時計でほぼ同時入線に持ち込んだ。先週とは上がりの鋭さがまるで違う。感触を確かめた鞍上は開口一番「元気イイね。状態は変わりなく良さそうだよ」と笑顔で話し、辛口の音無師も「稽古より実戦タイプ。それでも最近はよく動くようになった。元々能力はあったが競馬に使うたびに成長した」と目尻を下げた。

 先週のラジオNIKKEI賞は福島初参戦のルメールが巧みな手綱さばきでアンビシャスを重賞ウイナーに導いた。当然デムーロも意識するところで「今週は僕の番。目黒記念(2着)も頑張ったし、距離はこれぐらいが合うから」と指揮官にアピール。

 控えて差す競馬が板についたレコンダイトを小回りの福島でいかに導くか。周囲の不安をよそに、鞍上は自信満々の表情だった。

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2015年7月8日のニュース