【七夕賞】メイショウナルト、叩いて一変!連覇の夏がやってきた

[ 2015年7月8日 05:30 ]

連覇を狙うメイショウナルト

 福島で行われるサマー2000シリーズ開幕戦「第51回七夕賞」は“夏好き”のセン馬メイショウナルトが調子を上げている。08&09年のミヤビランベリに続く同レース連覇に挑む。

【七夕賞】

 生粋の夏男!?が目を覚ます。メイショウナルトは7&8月に【4・2・1・1】と好成績が集中。昨年の七夕賞Vも、6月の鳴尾記念(11着)からガラリ一変した。気温の上昇とともにやる気を出すタイプ。今年も同じローテーションで連覇に挑む。武田師が七夕に寄せる願いはひとつだけだ。

 「常々競馬は難しいと思うが、この馬は本当にやってみないと分からない。今回も“走ってください”と、お願いするだけだな」

 前走の鳴尾記念(9着)は快足トウケイヘイローの2番手で流れに乗ったが、勝負どころで実力馬ラブリーデイ&エアソミュールに早めに来られて馬群に沈んだ。だが得意の夏シーズン前の敗戦だけに度外視できる。休み明けを叩いて気配は良化。1週前はCWコースでラスト11秒6とキレキレの動きを見せた。

 「先週はいい動きだったな。いつもは直線に向いて頭が上がってぎごちない動きだが、上げずに走れていた。ただ、実戦に結びつくか分からない馬だからな」

 指揮官は上昇度を感じ取りつつも、慎重な姿勢を崩さない。昨年のこのレースを制して以降、ハンデ戦は57・5キロで定着していたが、今回は0・5キロ軽くなった。指揮官は「100グラムでも軽くなるのは、いいに決まっているからな。去勢した後、体が戻らず1年以上も休ませていた馬。7歳でも老けた格好はしていないよ」と目を細める。

 当地は昨年11月の福島記念でも3着に粘った得意コース。今回は津村との新コンビで連覇を目指す。指揮官は「ジョッキーも、これまでのレースを見てくれているだろう。最近はよくハナに行っているけど、行く馬がいれば行かせて2番手でもいい。とにかく気分よく走れれば」と意気込みを語った。今年も得意のみちのく決戦を制して夏競馬を盛り上げる。

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2015年7月8日のニュース