【エプソムC】サトノアラジンをV指名 若さの4歳が断然強い!

[ 2015年6月11日 05:30 ]

CWコース単走で追い切ったサトノアラジン。重賞初優勝へ準備は整った!!

 エプソムC過去10年のデータを徹底分析した結果、ディープインパクト産駒の逸材・サトノアラジンがV候補に浮上した。5項目中、2項目で20点、3項目で15点と着実に加点し、堂々の85点。混戦模様から抜け出し、トップに躍り出た。

 (1)年齢 G1に挟まれた谷間!?の重賞で特徴的な傾向がある。若い子が断然強いのだ。過去10年で4歳が【6・4・3・22】と大活躍で無条件で20点。次に強いのは5歳で【3・4・1・43】で15点。6歳は1勝、2着2回で勝ったのは09年シンゲンだけ。これでは、5点しかあげられない。7歳以上は過去10年では最高3着(4回)止まりで、過去に実績があっても全て0点。

 (2)実績 優勝馬10頭中、9頭は「芝重賞で1~3着」の実績があった。例外は重賞初挑戦で勝った07年エイシンデピュティだけ。重賞実績は素直に信じるべき。昨年のエプソムC優勝馬ディサイファや、マイネルホウオウ、ペルーサなど「重賞1着」の実績がある6頭が20点。「重賞2~3着」は15点。「重賞4~10着以内」か「オープン特別1着」は5点。それ以外は0点。

 (3)ステップ 前走でG2、G3を使った馬が強いのだが、重賞8着から勝った馬も13年クラレント(マイラーズC8着)など3頭。重賞敗戦組の巻き返しはある。前走で「重賞1~3着」は20点だが、「重賞4~8着」か「オープン特別1~2着」は軽視できないので15点。「オープン特別3着」か「準オープン1着」は10点。オープン特別4着以下の馬は全く結果が出てないので0点。

 (4)前走人気 前走着順より、注目してほしいのは「前走人気」。優勝馬10頭中、6頭は前走1~2番人気。例えば、08年優勝サンライズマックスは新潟大賞典8着でしたが、2番人気に推されていた。よって「前走1~2番人気」のエイシンヒカリ、サトノアラジンなど4頭は20点。前走3~5番人気は15点、同6~8番人気は10点を付ける。

 (5)血統 血統は、おなじみのサラブレッド血統センターの藤井正弘氏に助言をもらった。「昨年の勝ち馬ディサイファは当然、高評価が必要。ちなみにディープインパクト産駒ではジャパンCのジェンティルドンナ、ヴィクトリアマイルのヴィルシーナ、阪神カップのリアルインパクトが同一重賞連覇を達成しており、リピーター血統として信頼度は高い」とのこと。確かに、ディサイファも気になる。

 結論 大混戦で5点刻みで上位馬が接近。総合得点85点で、トップに立ったのは2連勝中のサトノアラジン。エプソムCではとにかく強い4歳馬。快勝したモンゴル大統領賞で「1番人気」だったのも推し材料だ。重賞ではラジオNIKKEI杯2歳S、共同通信杯で各3着の実績がある。全5項目は全て20点か15点で、着実にポイントを積み上げた。重賞初制覇のチャンスだ!!

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2015年6月11日のニュース