【エプソムC】晩成型ディサイファ、さらに良化「昨年よりいい」

[ 2015年6月10日 05:30 ]

 【東西ドキュメント・美浦=9日】8日に梅雨入りが発表された関東地方。火曜朝は開門の6時から雨、雨、雨…。トレセン取材では馬が驚くから傘は使えない。岡本がずぶ濡れになりながら小島太厩舎の扉を開けると、外とは実に対照的な師の晴れやかな顔があった。

 今週はエプソムC連覇を狙うディサイファが注目の1頭。開口一番「いやあ、今年は強い馬が出てくるからなあ」と謙遜するが、決して白旗でないことは顔に書いてある。晩成型と見抜いて以前から「もっと良くなる」と繰り返してきた師の見立て通りに前走・中日新聞杯で重賞2勝目。

 6歳だが「放牧からまたひと回り良くなって帰って来た」と目を細める。「昨年よりいい。強い馬が相手でも今ならそんなに恥ずかしい競馬はせんよ」。話すにつれて熱を帯びる師の口ぶりに押されたのか、厩舎を出る頃には雨が上がりかけていた。

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2015年6月10日のニュース