【安田記念】豪州G1制覇で復活!リアルインパクトをV指名

[ 2015年6月2日 05:30 ]

4年ぶりの優勝を狙うリアルインパクト

 安田記念過去10年のデータを徹底分析した結果、11年覇者リアルインパクトがV候補に浮上した。

 (1)前走 過去10年の優勝馬は全て前走で4着以内を確保。正式なタイム記録が残る国内戦に限れば、負けても勝ち馬と0秒3差以内に踏ん張っている。マイルG1連勝を狙うダノンシャークは前走で0秒6差5着と完敗で狙いづらい。

 (2)重賞実績 3歳キャリア5戦で勝った11年リアルインパクトを除けば、残りの9頭は全て牡牝混合重賞Vの実績あり。古馬には必須条件だ。フィエロは重賞で何度も上位争いしているが勝ち切れていないのは減点。ケイアイエレガントは重賞2勝がいずれも牝馬限定。牡馬相手では少々厳しい。

 (3)東京実績 この項目は3歳Vのリアル、香港馬、東京未経験だった13年ロードカナロアが例外だが、今年はこれに該当するタイプが出走しない。残りの4歳以上日本馬は東京芝でG1勝ちか3勝以上の実績あり。勢いのあるモーリス、ヴァンセンヌだが、府中の実績がG1を勝つには物足りない気がする。

 (4)東京マイル実績 さらに踏み込んで当該舞台の実績に注目。ここは東京マイルを2走以上している日本馬を対象にする。過去10年で対象となる6頭は、この舞台で白星ありかG1・4着以内の実績があった。東京芝5勝のサクラゴスペルだが、マイルに限ると【0・0・0・3】。距離の壁を感じる。

 (5)2F延長× 前走が1200メートル戦だった馬は過去10年で【1・0・0・7】。唯一、13年ロードカナロアが高松宮記念から連勝しているが、この馬は出走時点で既に国内外でG1・3勝、【10・4・1・0】と完璧な成績だった。ミッキーアイルに、この資質を求めるのは…。

 結論 全ての項目をクリアしたのはリアルインパクト。4年前に初の3歳Vという快挙を達成した馬が、7歳の今年、豪州G1制覇と復活。ダービーに続いて今週も堀厩舎だ。

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2015年6月2日のニュース