【多摩川・ウェイキーC】中野4年ぶりG1V 新米パパ低迷脱出

[ 2015年4月1日 05:30 ]

ウェイキーに祝福される中野次郎

 ボートレース多摩川のG1「開設60周年記念 ウェイキーカップ」の優勝戦が3月31日、12Rで行われ、1号艇の中野次郎(33=東京)がイン逃げで優勝した。11年の平和島周年記念以来4年ぶり5度目のG1制覇を飾り、優勝賞金900万円を獲得した。

 展示では三井所が3カドを選択、本番では菊地が1つ内の3コースに入る想定外の進入となったが、「スタート展示で勘通りだったので落ち着いた。行くつもりで行った」(中野)。コンマ04のトップタイミングの踏み込みから先マイ。地元水面の利を最大限に生かし、当地G1は07年の関東地区選手権以来2回目、通算30回目の美酒に酔った。

 一時の低迷がウソのようだ。昨年10月、大阪に転居し、12月に第1子となる女児・百花(ももか)ちゃんを授かった。「かわいいんですよ~」。大阪支部の打ち上げにも呼んでもらい、刺激を受けた。これらが復調のきっかけになった。900万円を上積みし、現在賞金ランキング4位。年末のSGグランプリ(住之江)をにらむが、この時期としては十分すぎる位置だ。来年3月の平和島SGクラシックの出場権利もゲット。新米パパ・中野は「調子に乗ってフライングを切らないよう、集中してこの感じを維持したい」と飛躍を誓った。

 ◆次走 優勝した中野次郎、そして菊地孝平、太田和美の次走は4日からの大村G1海の王者決定戦。今垣光太郎、松井繁、池田浩二らが出場。徳増秀樹、三井所尊春、吉田拡郎は8日からの桐生G2MB大賞。仲口博崇、山崎智也、石渡鉄兵らとVを争う。

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2015年4月1日のニュース