【浜名湖・東海地区選手権】平本逆転V 2周2M全速ツケマイ

[ 2015年2月16日 05:30 ]

浜名湖G1「第60回東海地区選手権」を制した平本

 ボートレース浜名湖のG1「第60回東海地区選手権」は15日の12Rで優勝戦が行われ、1号艇の平本真之(30=愛知)が2度目のG1優勝を飾った。4号艇の今坂勝広(39=静岡)とのデッドヒートを制し、初の東海チャンプの称号を手にした。

 先頭でゴールし、右手でガッツポーズした平本は「ハラハラさせてすみません。僕自身、まだ震えています」と第一声。G1史に残る名勝負だった。インから先マイしたが、握ってきた3号艇の坪井をけん制し、内懐を差してきた今坂と並走状態。2周1Mで今坂の差しを許したものの、圧巻だったのが続く2Mだ。安定板装着の悪水面の中、「俺は桐生順平だ!と思って行った」とこん身の全速ツケマイでねじ伏せた。

 東海王者のタイトルは09年とこなめの赤岩善生から、5大会連続で地元選手の手に渡ってきたが「ジンクスを破ったので次はSGで結果を出したい」。昨年末の平和島グランプリシリーズを制し、SGウイナーの仲間入りを果たしたが、目標ははるか上だ。「昨年は主役になれない悔しさを味わったので、もう一個上のグランプリを狙いたい」。間もなく開幕するSG戦線の台風の目になるのは、この男だ。

 ◆次走 優勝した平本真之、2着今坂勝広の次走は19日から芦屋G1全日本王座決定戦。原田幸哉、池田浩二、毒島誠、篠崎元志らが出場。谷野錬志は25日から福岡一般戦。中岡正彦、飯山泰、古結宏らと優勝を争う。坪井康晴は25日から三国G1北陸艇王決戦。今垣光太郎、太田和美、白井英治らが出場。徳増秀樹は23日から徳山一般戦。江夏満、渡辺浩司、山田康二らと5を争う。西山昇一は19日から多摩川一般戦。浜村芳宏、山田竜一、赤坂俊輔らが出場。

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2015年2月16日のニュース