【京都記念】ハープ余力十分12秒3 松田博師“普通に使えば勝つ”

[ 2015年2月12日 05:30 ]

ハープスターは余力十分で好時計をマークした

 春の大目標ドバイシーマクラシック(3月28日)を見据えて始動するハープスターが、CWコース単走で順調な仕上がりをアピール。じわじわとペースを上げて直線に向くと、残り1Fでの“見せムチ”効果もあって最後まで集中力は途切れず、余力十分に7F99秒7~12秒3。

 引き揚げてきた愛馬の歩様を入念にチェックした松田博師は「順調なのが一番。これぐらいの馬になりゃ、普通の状態であればしっかり走ってくれるさ」とホッとした表情で口を開いた。1週前にCWコースでびっしり追われ、7F97秒3~1F12秒3。ほぼ仕上がったとの判断で、この日は「サッとやっといてくれ」の指示だった。

 「1年前に比べたら毛ヅヤがいい。自然とこうなったのは体質がしっかりしたからだと思う。以前に比べれば、思ったような調教ができている」と笑みが絶えない。昨年は桜花賞V、札幌記念でゴールドシップを下してのVなどが評価され、最優秀3歳牝馬のタイトルを獲得した。だが下半期は凱旋門賞6着、ジャパンC5着と不完全燃焼だった。

 ハープの今年の目標を聞くと「G1をいくつ勝ちたいとかは思ってない。でも、普通に使っていたら勝つだろうな」と力強い言葉が返ってきた。ダービー馬相手でも決して格負けはしていない。ハープスターらしい競馬で勝って、いざ海を渡る。

続きを表示

2015年2月12日のニュース