【松戸記念】稲垣が4度目記念V、あらためて「精神力が大事」

[ 2014年12月10日 05:30 ]

松戸記念競輪を優勝した稲垣裕之

 競輪の松戸開設64周年記念の燦燦ダイヤモンドカップ争奪戦(G3)最終日は9日、千葉県の松戸競輪場で決勝(2015メートル、6周)を行い、稲垣裕之(86期)が08年9月の向日町以来、通算4回目の記念優勝を飾った。

 レースは稲川―南―志村―川村―稲垣―小埜―鈴木―菅田―大槻で周回。残り3周から菅田―大槻が上昇すると小埜―鈴木が続いて前へ。すかさず稲川―南が小埜を抑えると赤板過ぎ1Cから川村―稲垣が発進。稲川―南―小埜―鈴木で続いて最終周。最後方の志村が内を突いて上がるが5番手まで。川村のペースで小埜も仕掛けられず。そのまま直線勝負となり稲垣が番手有利に抜け出す。川村と稲垣の中を踏んだ南2着。

 稲垣は「川村さんのおかげです。自分に技量があれば川村さんとワンツーができた。今年はいろいろあった(選手会退会騒動)けど、競輪は精神力が大事だとあらためて感じた。来年はG1優勝を目指したい」と6年ぶりの記念優勝の喜びと来年の抱負を語った。次走は20~23日の佐世保記念の予定。

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