森、自身初年間200勝突破 躍進要因は周囲のサポート

[ 2014年12月5日 05:30 ]

森騎手

 【地方競馬です!!】12月第1週、各リーディング争いも佳境に入ってきた。南関東騎手勝ち鞍は4日現在、森泰斗(33=船橋)が223勝。2位の御神本に27勝差をつけ、初タイトルをほぼ手中にしたと言っていい。02、03年的場、04~07年内田博、08~12年戸崎、13年御神本と大井勢が首位。このままいけば01年石崎隆以来、13年ぶりの船橋勢戴冠となる。一方で南関各場の騎手勝ち鞍は混とん。川崎が真島58勝、山崎誠54勝。浦和は左海47勝、森45勝。大井が森91勝、矢野89勝。開催中の船橋も御神本50勝、森49勝と14年最終日の5日まで全く分からない展開だ。

 自身初の年間200勝突破を果たした森。「数多く騎乗し、勝つことで自分の技術も上がっているんだろうけど、やはり馬ありき」と、まずは周囲のサポートを躍進の要因に挙げた。そして「体調を崩さず、大きなケガもなく乗れたこと」。今まで以上に食生活に配慮し、飲酒量は意識的に減らしたという。また、トップならではの悩みも。人気馬に乗る機会は増えるし、いつの時代も“騎手人気”なるものがある。「人気に応えられないケースも多くなる。それが申し訳なくて…」。年末も、来年も、さまざまな思いを抱えながら最高の結果を目指すアスリートたちがぶつかり合う。 (池田 裕文)

続きを表示

2014年12月5日のニュース