【東スポ杯2歳S】サトノクラウン差し切りV クラシックへ視界良好

[ 2014年11月25日 05:30 ]

4番人気ながらレースを制したサトノクラウン

 「第19回東京スポーツ杯2歳S」が24日に東京競馬場で行われ、ムーア騎乗の4番人気サトノクラウンが鋭く伸びて差し切りV。新馬戦に続く連勝で初タイトルを手にした。

 道中は中団の内をキープ。末脚勝負に持ち込んだが、前方では4~5頭が横一線。万事休すと思われた残り100メートルすぎ、ムーアは馬群の切れ目を見逃さなかった。一気に加速しアヴニールマルシェを首差捉えた。「切れ味は素晴らしかった」とムーア。ゲート内では何度も立ち上がって若さを見せたが「早く出たいとアピールしているだけ。馬はリラックスしていたよ」と事もなげに振り返った。

 アイルランド産の母が受胎中に輸入され、日本で出産した持ち込み馬。生産したノーザンファームの吉田勝己代表は「日本の芝に合っているし相当強い。クラシックが楽しみ」と笑顔。出世レースとして名高いG3を無敗で制し、来春の活躍は約束されたも同然だ。

 ◆サトノクラウン 父マルジュ 母ジョコンダ2(母の父ロッシーニ)牡2歳 美浦・堀厩舎所属 馬主・里見治氏 生産者・北海道安平町ノーザンファーム 戦績2戦2勝 総獲得賞金3946万9000円。

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2014年11月25日のニュース