【天皇賞・秋】イスラボニータ 栗田博師「力出してくれる」

[ 2014年10月31日 05:30 ]

プールから出てさっぱりした様子のイスラボニータ

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、天皇賞・秋にイスラボニータで挑む栗田博師を直撃した。

 ――イスラボニータは、前走オールカマーという話もありましたが結局セントライト記念(1着)に出走。

 栗田博師 菊花賞という選択肢もあったし、その後の間隔を考えてセントライト記念になりました。

 ――レースを振り返ってください。ダービー以来の出走で馬体重はプラス6キロの474キロ。

 新潟への輸送もあったのでそのくらいになったけど、実際にはもう少し成長しているように思えました。遅生まれなのでまだ成長する余地があるという感じです。

 ――スタート後は珍しく少し行きたがる感じ?

 生き物だからいつもいつもしっかり折り合うとは限りません。それでもすぐに落ち着いたし、充分に許容範囲内だったでしょう。

 ――4コーナーではいつでも前を捉えられる気配の凄い手応えに見えました。

 実際、直線追われてからはグイグイ伸びてくれました。安心して見ていられるレースだったと思います。

 ――その後、中間の調教過程は?

 坂路と周回コースを併用して、全て予定通りにここまできています。使われてさらに良くなっている感じもうかがえるし、力を出してくれる状態になっていますよ。

 ――3000メートルの菊花賞ではなく2000メートルの天皇賞に決断したのは?

 社台ファームの吉田照哉社長と相談した上で決まりました。皐月賞やダービーの内容からしても、この距離なら何も心配はありませんからね。

 ――ルメール騎手に代わる点はどうお考えですか?

 あれほどのジョッキーですからね。何も心配はしていませんよ。

 ――斤量差も生かしたい。

 歴戦の古馬勢が相手なのだから、そのあたりを生かさないといけないでしょうね。競馬は上手な馬だし、安定感もある馬なので、ここに入ってもよい競馬をしてくれると信じています。

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2014年10月31日のニュース