【NHKマイルC】マイネルディアベル 南関ファン喜ばせる

[ 2014年5月8日 05:30 ]

ナムラショウリ(左)と併せて追い切るマイネルディアベル

 【G1ドキュメント=7日】開業4年目、38歳の若き大和田師が送り込むマイネルディアベルは坂路で追い切り。ナムラショウリ(4歳500万)を2馬身追走からスタート。強めに追われるとラスト1Fで内からスッと並びかけ、迫力に満ちたストライドで1馬身先着。時計は4F55秒3~1F12秒9を刻んだ。

【NHKマイルC】

 前日6日に「稽古は動かない。57秒からラストは14秒くらいになるんじゃないか」と師から聞いていた村松。想定を上回る時計と動きに心が躍る。師のジャッジはどうか?早く第一声が聞きたい。

 「思ったよりしっかり動けていたね」。師の口調は極めて明るい。「前走(NZT7着)はいい状態で出せなかった。年明け初戦クロッカスSの状態が10ならば前走は6、このひと追いで8まで上がった。あと3日で10に近づけたい」と力強く続けた。

 ディアベルの父は03年南関2冠馬ナイキアディライト。09年に種牡馬入り、この世代は3頭に種付け。2頭が生まれたが、競走馬としてデビューしたのはディアベル1頭だけ。「地味な血統だけど、結果を出したら南関ファンにも喜んでもらえるかな。打倒ディープインパクト産駒の野望も持っていますよ」(同師)。東の刺客としての自覚は十分だ。

 同じくディアベルで挑んだ朝日杯FS(4着)に続く2度目のG1挑戦。それでも、いつも以上に冷静かつ熱い言葉を並べた大和田師。これは重い印を打たなければ。そう心に誓った村松だった。

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2014年5月8日のニュース