池添「オルフェが世界一強い」ファンに呼び掛け「語り継いで」

[ 2013年12月22日 16:06 ]

<第58回有馬記念>8馬身差で圧勝し、祝福の声に応えるオルフェーヴルの池添騎手

第58回有馬記念 芝2500メートル

(12月22日 中山競馬場)
 引退レースのオルフェーヴル(牡5=池江)を有終Vに導いた池添謙一騎手(34=栗東)は「本当にお疲れさまでしたですし、僕はオルフェーヴルが世界一強いと思います」と愛馬をねぎらった。

 序盤は後方待機。「まずはオルフェーヴルとの呼吸を合わせないといけないと思っていたので、ほかの馬とか位置取りとかは関係なしにリズムよく走らせてあげようというふうに思って乗っていきました。結構行きたがってはいたんですけど、ゴールドシップの後ろで『我慢してくれ、我慢してくれ』って思いながら、ずっと道中は進んでいきました」

 4コーナーを回ったところで早々と先頭に立ち、そのまま8馬身差で押し切る横綱相撲。「若干、動いていくのが早いかなと思ったんですけれども、手応えが十分だったので、もう後ろからは差されないと思っていたので、自信持って4角回っていきました」と会心のレース運びを振り返った。

 2011年、3冠馬に輝き、有馬記念∨。一昨年、昨年と凱旋門賞は連続2着。「過去の名馬と一緒で、オルフェーヴルは今の時代を築いてきた馬だと思います。震災の時に3冠馬になり、皆さんに勇気や元気を与えたと思います。皆さん、これからも競馬ファンでい続けてください。そして、オルフェーヴルっていう本当に人を魅了する走りで、力強い走りをした馬がいるんだっていうのをこれから語り継いでいってほしいと思います」と10万人を超えるファンに呼び掛けた。

続きを表示

2013年12月22日のニュース