【有馬記念】池江師 オルフェ筆頭に5頭出し「上位独占したい」

[ 2013年12月20日 05:30 ]

有馬記念で上位独占を狙う池江師

 ターフライター・平松さとし氏がレースのキーマンに迫る「The Keyman」は、有馬記念(22日、中山)にオルフェーヴルなど5頭出しで挑む池江師を直撃した。

 ――有馬記念はオルフェーヴルを筆頭に5頭出し。

 池江師 馬主も違うし、オルフェだけでなく、それぞれ期待を持って出走させる。

 ――まずはジャパンC3着で復活ムードのトーセンジョーダン。

 ジャパンC時も調子は良かったが今回もいい状態を維持している。状態の良さなら5頭でも1、2を争うほどだよ。

 ――トゥザグローリーは?

 寒い時季に走るタイプ。有馬記念も過去に2度3着。好走しても何も不思議はない。

 ――ダノンバラードは前走(天皇賞・秋16着)が案外だった。

 調子自体は悪くない。馬場が悪くなれば、ある程度やれるはず。

 ――ラブリーデイも着実に力をつけてきた。

 捻挫明けの前走(金鯱賞2着)でも、しぶとい競馬。こちらが考えている以上に力をつけてきた。

 ――そしてオルフェ。フランスから帰国初戦だが、ジャパンCには見向きもせず有馬へ。

 昨年は凱旋門賞の2日後に輸送して帰国。さすがにこたえたのか、万全の状態に戻せないままジャパンCに出走することになった。同じ轍(てつ)は踏めない。今年は仏滞在時から帰国後は有馬記念一本と考えていた。

 ――最終追いは多少モタモタする感じに見えたが。

 決して絶好調ではないかもしれない。それでも能力の高い馬。過去にも同様の感じで幾つもG1を勝っている。心配はしていない。

 ――多少ヨレたようにも思えた。

 心配するには当たらない。競馬へ行けばちゃんと走ってくれる。

 ――鞍上は池添騎手に戻る。

 仏では向こうで乗り慣れているスミヨンに頼んだが、国内なら(池添)謙一で何も不満はない。ジワーッと上がっていく手綱さばきもオルフェに合っている。

 ――ラストランを飾らせたい。

 オルフェからは、たくさんのことを教わった。有終の美を飾らせて恩返ししたい気持ちはあるが、同時に他の4頭にも頑張ってほしい。もちろん上位を独占したいという気持ちは持っている。

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2013年12月20日のニュース