【スピード王決定戦】永井“悠然”絶好調モード!

[ 2013年10月12日 06:00 ]

 浜松オートのG1「第55回スピード王決定戦」(優勝賞金400万円=副賞を含む)は、12日に開幕する。最終12Rに大外8枠で登場するのが永井大介(36=船橋)。先月には地元船橋オートGPでSG3連覇を達成。前節の地元G1オート祭でもVと絶好調モードに入っているが、今シリーズも優勝争いの中心的存在となるのは確実だ。初日は全レースが「予選」として争われる。

 前節の船橋オート祭優勝戦で永井は「今年ではベストのエンジン状態だった。特に中間から先が上向いていた。いつもあの状態で乗りたい」と胸を張る仕上がりで快勝。「その代わり、スタートは失敗してしまった」と頭をかいていたが、逆に表現すれば青山をはじめ、今シリーズ不参加の池田政和、中村雅人ら強豪を不利な位置からさばいたということ。まさしく圧巻の走りだったのだ。「リングを換えて、じっくり調整していきたい」と悠然の構え。浜松走路でも大暴れしてくれそうだ。

 その船橋オート祭優勝戦。青山は一時先頭に立ちながら4着に敗れてしまった。パワー面に何ら不安は感じられないだけに、残る課題はスタートになりそう。いずれにせよ、優出は最低ノルマとなる。

 地元浜松勢ではエースの金子大に熱い期待がかかる。「(前々節の船橋)SGの前くらいからタイヤのハネが気になっているし、エンジンも全体的に良くない」と曇り顔。それでも「やらなければならない作業は同じだし、焦らずセッティングで合わせていきたい」と気合のコメント。地元ファンを歓喜させる激走を見せられるか!?他では木村、伊藤、青島、佐藤貴、笠木らもV争いに絡む底力が備わっている。

 遠征陣では浦田、内山、松尾、佐藤裕、浜野、平田、佐々木、若井らの持ちタイムが優秀だ。

 ▼渡辺 篤(12R)前節の準決はタイヤの選択ミスで滑った。原因がタイヤかエンジンか判断する。

 ▼佐藤貴也(11R)前節優勝戦はタイヤがコンディションに合っていなかった。練習はまずまず。

 ▼広瀬勝光(10R)前々節の伊勢崎くらいからハネに苦しんでいる。まずは足周りを良くしたい。

 ▼長谷晴久(7R)前節はセッティングで調整したけど悪くない。コンディションを見ながら調整。

 ▼青木治親(7R)前節最終日は少し上向いていた。気候も変わるだろうし、しっかり合わせたい。

 ▼中野光公(6R)前々節の川口でシリンダーを換えたが変化はない。セッティングで確かめたい。

 ▼浜野 淳(5R)船橋は悪くなかった。シリンダーを換えたので、まずは乗ってから考えていく。

 ▼若井友和(4R)飯塚はナイターで悪くなかったけど、昼間でどうか。セッティングで合わせる。

 ▼篠原 睦(3R)飯塚はハネていた。エンジンはセッティングで追う。

 ▼内山高秀(2R)前節優勝戦は追っていく感じも良かったしまずまず。キャブを扱っていく。

 ▼須賀 学(1R)ハネが気になっている。立ち上がりが決まらない。エンジン自体は普通くらい。

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2013年10月12日のニュース