【秋華賞】エバーブロッサム１２番から大逆襲Ｖだ

　エバーブロッサムが反撃ムードだ。前走・ローズＳはまさかの１４着。未勝利Ｖ後はオークスを含め重賞で３戦連続２着と安定した走りを見せていただけに意外な大敗だったが、橋本助手は「道悪を意識して前に行こうとしたことに嫌気がしたのか、ほぼハミを取らなかった。集中して走れれば巻き返せる」と参考外との見解を示した。

　道悪に加え、輸送後に大きく体を減らしたのも敗因の１つ。オークスからはわずか２キロ減だったが、夏の成長分が吹き飛んだ形だった。調教後馬体重は前走から２６キロ増の４８４キロと体はすっかり回復。同助手は「前走から６～８キロ増で出られればちょうどいいかな」と判断材料として具体的な数字を挙げた。それも手応えの表れ。未勝利Ｖ時と同じ１２番から、“最強の１勝馬”が大逆襲Ｖを狙っている。