【鳴門・女子王座決定戦】谷川 エース機で3度目女王へ快勝発進

[ 2013年8月7日 06:00 ]

エース機を味方に、白星発進の谷川は3度目の女子王座制覇へ意欲満々

 鳴門・女子王座決定戦は6日、行われた。2連対率50%超えのエース機を手にした谷川里江(46=愛知)が、初日9Rでイン逃げを決め白星発進。バックストレッチで強力な伸びを披露し、自他共に認めるエース機パワーをさく裂!大会連覇の記録を持つ実力派が18年ぶりの女王奪還に猛進する。注目のドリーム戦は平山智加がイン逃げ快勝。同レースで転覆の長嶋万記は減点5、また11RでFの新田芳美は得点争いから離脱となった。

 「ゼロ台のスタート行かなきゃ、みたいなプレッシャーからも解放されるし本当にエース機って凄い」。選手生活26年。谷川は初めて体験する真のエース機パワーに目を丸くした。

 初日9R、インの谷川がコンマ11、外5艇はオールゼロ台。「まず先に回れたことがすごい。回った瞬間は差されて3着かと思ったが、バックもホームも強力に伸びた」。差し迫る岸と守屋をバックで引き離し白星発進。1走だけで文句なしの手応えを得たのだ。

 抽選運の悪さは実際データにも出ているようで「自分は1500番台にいた」と、ワースト級。そこから身につけた調整力を持ってかかれば鬼に金棒だ。

 「最近は脇役になっていたので今回は!」。過去に大会連覇(94、95年)の実績がある谷川が久々の女王奪還に燃える。2日目は7、11Rの2回乗り。ここを乗り切れば3度目の女王の座がグッと近くなるはず。

 エース機の次に高評価がつけられる50号機の山川も1、3着とまずまずのスタート。伸び型の谷川とは違う足色でターン後、一拍置いたセカンド近辺に好感触。初日はダッシュ戦2回でスロー起こしからの行き足は未知数。2枠からの発進となる2日目11Rで本来の機力がはっきりする。

 ほかドリームでイン速攻を決めたバランス型の平山を筆頭に、伸びで海野、永井、回り足で浜田が上位グループを形成。

 前検日に手応えがイマイチだった中谷、遠藤、鎌倉が調整に正解を出して初日の後半戦に入り気配が上向いている。

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2013年8月7日のニュース