【UHB賞】名物厩務員とは似つかぬストークアンドレイ

[ 2013年8月7日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・函館=6日】馬の性格は担当厩務員に似ると思っている村松。おとなしめの厩務員の担当馬は馬房の奥から動かないし、明るい厩務員の馬は、最高の表情でアピールしてくる。しかし…。真逆だなあと思うのがUHB賞に出走するストークアンドレイだ。榊原洋一厩務員は豪快そのもの。よくしゃべり、よく笑う。ファンに厩舎を開放し、交流会を開くことがあるが、その時もしゃべりっ放しだ。

 ところが、ストークアンドレイは実におとなしい。体を洗われながら、目をつぶってマシンガントークをのんびりと聞いているように見える。

 「近づくと足音を察知して鳴くんや。えらいかわいいで。まあ、今まで担当した全ての馬がかわいいけどな」。なるほど。豪快さは似ていなくても、優しさ、繊細さはよく似ている。軽量50キロを武器に、昨年の函館2歳S以来の白星を村松は願った。

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2013年8月7日のニュース