【天の川S】息子からバトンは父へ 土曜の天の川に“月”が輝く

[ 2013年7月5日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=4日】7月7日のメーン七夕賞に合わせて、今週の福島は織姫、彦星など七夕絡みのレース名が並ぶ。土曜メーンは天の川S。スペイン語で「月」を意味するルナが出走するのも興味深い。

 浜田は杉浦師を訪ねた。春の小倉→中山で3連勝中。間隔が空いた点が気になっていたが、師の返答は単純明快だった。「この馬は左回りはダメ。過去に逸走して調教再審査になったこともある」。東京開催をパスして、右回りの福島を待っていたのだ。

 3連勝はいずれも逃げ切り。「とにかくハナが条件」という潔さも浜田好みだ。3連勝は横山和生の手綱だったが、今回は父・典弘に代わる。「ノリちゃんからも“ちゃんと仕上げておいてよ”と言われた。ただ、ハンデ(57・5キロ)は見込まれた。親父に乗り代わった分かな」。息子が素質を開花させ、バトンは父へ。天の川に輝く月。風流な馬券も悪くない。

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2013年7月5日のニュース