【とこなめ・GC決定戦】田村 外も内も任せろ!

[ 2013年6月26日 06:00 ]

外枠2走の初日を1着、3着とまとめた田村

 とこなめボートのSG「第23回グランドチャンピオン決定戦」は25日に開幕。初戦から本体整備を施して臨んだ田村隆信(35=徳島)が外枠2走で1、3着と幸先のいいスタートを切った。エンジンの気配に難色を示した前検日からは感触も格段に良化。機力は戦えるレベルに達している。ドリーム快勝の井口佳典ら同期たちにも見劣らない力強い走りを、今後も披露してくれそうだ。

 好発進の同期に負けてはいられない。田村が外枠2走の初日で結果を出した。5号艇だった1Rを幸先良く3コースまくりで白星とすると、6号艇の7Rでは道中戦を制して3着に健闘。不利枠を難なく克服してみせた。「外枠でこの成績なら上出来。足も良くなっている。前検はヤバかったが、ペラ調整と整備で気になるところはなくなった」と機力も及第点を与えられるレベルまで到達した。

 ただ、外枠で好成績を残しても内枠で着を落としては意味がない。ここからが本当の勝負となるが、SG3Vの田村は重々承知だ。「この足でヨシとは思っていない。乗り心地は前半の方が良かったし、またペラと本体を同時進行で調整する。納得できなければ整備も考える」と、さらなるパワーアップへ余念がない。2日目は12R1走。調整の時間は十分にある。さらに力強くなった舟足を見せてくれるに違いない。

 この田村を含め、初日は85期生の活躍が目立った。森高がオール2連対とまとめると、丸岡も4、5号艇で連続3着。初日メーンのドリーム戦は、井口がインからトップSを決めて押し切った。ただ一人、舟券に貢献できなかった湯川も伸び中心に気配は良好。巻き返しに期待できそうだ。

 この他では、9Rで5コースから勝った辻の伸びが軽快。ドリーム戦の激しい2着争いを制した太田も水準以上のパワーを引き出している。一方で今村、平石、石渡、中岡、横沢らは動きに精彩を欠いた。

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2013年6月26日のニュース