【マーメイドS】清水英厩舎の屋台骨支えるコスモネモシン

[ 2013年6月5日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=4日】南馬場での取材を終え、北馬場へと移動する途中、浜田は馬場から引き揚げてくる馬を待つ清水英師に声をかけた。安田記念に出走したガルボは7着に敗れたが、直線残り200メートルでいったんは先頭に立った。「やったと思った。何も来るなって叫んだけど、甘くなかった。でも、あの競馬を見て、何とか一つ(G1を)勝たせたいという思いが強くなったよ」。悔しさをにじませながらもすがすがしい表情で振り返った。夏場は放牧で充電し、秋の大舞台を目指す。

 今週はマーメイドSにコスモネモシンを送り込む。同い年のガルボと共に厩舎の屋台骨を支えてきた牝馬だ。9カ月ぶりの実戦となるが、「放牧先から完璧に近い状態で帰ってきた。いきなり走っても驚かない」と師。10年フェアリーS以来、3年ぶりの美酒へ。「この馬も、もう一つは勝たせたい」。指揮官の思いは強い。

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2013年6月5日のニュース