【京王閣・女子競輪】石井完全Vデビュー!異次元まくり8車身差

[ 2013年5月13日 06:00 ]

デビュー戦完全Vを決めた石井は笑顔でVサイン

 超大物新人が、いきなり決めた。12日、京王閣競輪場の9Rで行われたガールズ決勝で、地元の2期生、石井寛子(27)が力強くまくって8車身差の完勝。初日からの3連勝で完全Vを決めた。

 「こんなにたくさんのファンに見てもらえて幸せ。この走りをずっと練習してきた」と喜んだ石井。レースは最内1番車の利を生かし、スタートで先頭をキープ。打鐘で小林が上昇し、さらにその外を梶田が叩くと、慌てることなく小林の後ろで3番手に構えた。最終回バックで仕掛けると、あとは独走。力の違いを見せつけた。

 今後は岸和田での全プロ競技大会(20日)を挟み、名古屋F2(24~26日)に出場予定。女子1期の在校1位で同じ京王閣をホームとする中村由香里との“トップ対決”が待っている。「まだまだ勉強することは多い。胸を借りるつもりで頑張りたい」。またも独り旅になるのか。石井の走りから当分、目が離せない。

 ◆石井 寛子(いしい・ひろこ)1986年(昭61)1月9日、埼玉県生まれの27歳。杉戸農業高で自転車部に入る。明大卒業後、日本競輪学校合格。在校成績は57戦52勝、2着2回で1位。卒業記念レース完全優勝。12年10月のワールドC第1戦(コロンビア)チームスプリントで2位。師匠は朝倉佳弘。同期の石井貴子は妹。1メートル60、59キロ。血液型B。

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2013年5月13日のニュース