【桜花賞】レース巧者ウインプリメーラは混戦希望

[ 2013年4月5日 06:00 ]

 【G1ドキュメント=4日】木曜に追い切りが残っていると、いつも以上にピリッと気持ちが引き締まる。早起きした柏原は午前5時半に調教スタンドへ。坂路モニター前に陣取って馬場開門を待った。7時ジャストに坂路に入ったのがウインプリメーラだ。和田を背に4F58秒6~13秒8でサッと。素軽い動きが状態の良さを感じさせる。1週前に坂路4F54秒1~12秒4としまいをしっかり伸ばして最後のひと追いはこれで十分。和田に感触をたずねた。

 「先週やっているし、けさは調整程度。特に良くなってはいないけど平行線じゃないかな」

 今年に入ってフェアリーS8着からエルフィンS2着、前走・チューリップ賞2着と既に3戦を消化。大幅な上積みは見込めなくても高いレベルで状態を維持しているようだ。

 昨秋にデビューして以降、6戦して3着以内を外したのはスタート後にゴチャついて後手に回らされたフェアリーSの一度だけ。それ以外はコース不問で堅実に着順をまとめてきた。和田は「いい位置につけて、そこで折り合いがつく。前走は落鉄していた分、勝った馬に離されたけど競馬が上手やね」と持ち味をアピール。

 今週末は土曜が曇りのち雨、日曜が曇り時々雨で道悪になればキョウエイマーチが勝った97年(不良馬場)以来、16年ぶりとなる。道悪は未経験だが「良馬場の瞬発力勝負よりも馬場が渋った方がいいかもしれない。混戦になってほしいね」と和田。立ち回りのうまさと秘める道悪適性を生かして桜の女王を目指す。

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2013年4月5日のニュース