【共同通信杯】唯一の重賞勝ち馬ザラストロ タメられれば伸びる

[ 2013年2月6日 06:00 ]

 【東西ドキュメント・美浦=5日】6日の雪予報が信じられないほど穏やかな陽気。武藤師の表情も天候同様に晴れやかだ。先週は3勝の固め打ち。圧巻は土曜の京都メーン・すばるS。8番人気の伏兵アドバンスウェイがまんまと逃げ切った。「正直、いつ走るか、僕も分からなくて」。小田は無印だったが、師の申し訳なさそうな言葉を聞けば、それも仕方なかったか。

 しかし、共同通信杯のザラストロに話が及ぶと表情はキリリと締まった。「ふがいない競馬が続いているが、毎回はっきりした敗因があるんだ」。東京スポーツ杯2歳S(12着)は休み明け。朝日杯FS(12着)は3コーナーでつまずく不利。前走・シンザン記念(8着)は前残り。「折り合ってタメられれば、必ずしまいは伸びる。持ち時計もあるんだから」と力を込めた。メンバー中、ただ1頭の重賞勝ち馬。昨夏、新潟2歳Sの剛脚は小田の脳裏に焼き付いている。好調厩舎が今週も高配当を呼ぶか。

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2013年2月6日のニュース