【京都記念】ジャスタウェイ 1年ぶり好機、坂路乗り込み順調

[ 2013年2月5日 06:00 ]

魅力の4歳馬ジャスタウェイ。混戦を制し春への弾みをつけたい

 今週の京都では古馬の伝統重賞「第106回京都記念」(10日)が行われる。注目は明け4歳のジャスタウェイ。前走・中山金杯は3着。1番人気を裏切った格好ではあるが、担当する榎本助手は「内から外から前に入られて、行き場がなかった。よく3着まで来た」と評価する。

 後手後手に回って後方から。流れはスローで、しかも小回りの中山コースだ。それで猛然と追い込んだあたりが地力の高さ。今回の2200メートルは初体験になるが「距離延長はそんなに気にしていない」のも納得できる。ここでも主力視は当然の器だ。

 前走後には1週間の短期放牧を挟み、坂路での乗り込みは順調そのもの。かつてはこの順調さがなかったと言う。

 「強い調教をすると食べてくれなくて…苦労しました。去年の夏を挟んでガラッと変わりましたね」

 昨秋の毎日王冠2着がその証拠だ。加えて「精神的にもイレ込みがマシになって、能力が発揮できるようになりました」と指摘した。この成長力こそがハーツクライ産駒の魅力。父もダービー2着など早期から素質を見せたが本格化したのは4歳になってから。緩やかな成長曲線は産駒にも伝わる。坂路の動きも一段とパワーアップした今回は昨年2月のアーリントンC以来の勝利をもぎ取るチャンスだ。

続きを表示

2013年2月5日のニュース