【シャイニングスター賞】近畿勢3人が上位独占

[ 2012年9月16日 06:00 ]

 前橋競輪場で開催中のG1「第55回オールスター競輪」(優勝賞金4000万円)は16日、4日目を迎えて準決勝が争われる。9Rはシャイニングスター賞を3番手から伸びて快勝した村上義弘が、脇本雄太の番手戦で決勝進出に挑む。10Rはファン投票1位の深谷知広のスピード、11Rは同2位の武田豊樹の総合力が中心になるが、好調選手の対決で激戦が予想される。

 3日目メーンのシャイニングスター賞は脇本と村上兄弟の近畿勢3人が上位を独占した。木暮を出させずに突っ張った脇本が赤板から主導権を握り、レースは完全に近畿勢ペース。展開は番手を回った弟の博幸に絶好かと思われたが、最後は兄の義弘が3番手から外を鋭く強襲して初戦のドリームに続き連勝を決めた。「前の2人が頑張ってくれた。脇本君も博幸もさすがだった」と村上兄。ライン3人での決着に最後まで笑みが絶えなかった。

 ≪深谷、実力見せつけた≫深谷が本来の実力を見せつけた。3日目二次予選9Rで打鐘過ぎ8番手からの仕掛けを強烈に決めて「初戦のドリームがふがいなかったので1着が取れて良かった」と納得の表情を浮かべた。「もう少し早めに仕掛けていれば山田さんと2人で決まったと思う」と反省点も口にしたが、ひとまず結果を出したことで気持ちは楽になったはず。準決勝10Rもパワーでねじ伏せ、ファイナルに弾みをつけるか。

続きを表示

2012年9月16日のニュース