【京成杯AH】リターンズ ラスト1F上々の11秒8

[ 2012年9月6日 06:00 ]

併せ馬できっちり先着したエーシンリターンズ(手前)

 エーシンリターンズは開門直後のCWコースへ。直線外からマルコフジ(4歳1000万)と馬体を併せると、鞍上がステッキを持ち替えてゴーサイン。四肢の回転が一気に速くなる。内で相手が食い下がるも、グンとスピードを上げたこの馬には及ばない。半馬身先着して勢い良くゴールを駆け抜け、ラスト1F11秒8と抜群の切れを見せた。

 騎乗したのは前走時の最終追いにもまたがった西谷(レースは北村宏)。「本当に良かったね。残り1Fで反応を確かめる程度だったけど、すぐに反応してくれた。やればCWコースで一番時計が出るくらいの馬だから」と好感触を伝えた。

 初代サマーマイルシリーズ覇者の称号は勝たなければ得られない。“夏は牝馬”の格言は、残暑厳しい秋競馬開幕週にはまだ有効のはずだ。使いつつ調子を上げてきたリターンズが最終戦でタイトルをつかみ取る。

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2012年9月6日のニュース