場外舟券売り場の運営資金500万円不明…盗難の可能性も

[ 2012年8月7日 20:29 ]

 兵庫県尼崎市は7日、同市などが運営委託している神戸市兵庫区のボートレース(競艇)の場外舟券売り場の運営資金の一部がなくなったと発表した。盗まれた可能性もあるとして同日、県警に被害届を出した。

 売り場は尼崎市から業務委託を受けた日本モーターボート競走会(東京)が運営。同市の公金1億5千万円を的中舟券の払い戻しなどの運営資金として、レース開催日ごとに用意している。

 資金は南京錠を付けた金属製ケース二つに分けて管理。売り場が閉まる夜間は銀行で保管していた。売り場関連職員が2日、破れた札などの交換のためケースを開けて金額を確認すると1000枚の千円札の束五つ、計500万円がなくなっていた。

 各開催日ごとに売り上げと残高などが合っているか確認する契約だったが、競走会は確認を怠り、市も把握していなかった。3月31日、競走会と市とで年度末の精算をして以降、金額の確認をせず、なくなった時期は不明としている。

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2012年8月7日のニュース