【関屋記念】能力は一流!ドナウブルー、2つ目重賞獲りだ

[ 2012年8月7日 06:00 ]

【関屋記念】京都牝馬S以来の重賞2勝目を目指すドナウブルー

 今週は新潟で新設サマーマイルシリーズ第2戦「第47回関屋記念」が行われる。2つ目の重賞獲りを狙うドナウブルーが放牧を挟み、このレースに照準を定めて万全の態勢を整えてきた。先月上旬に帰厩すると順調に稽古を消化。4歳夏を迎え、すっかり大人の雰囲気が漂っている。昨年の夏は予定していた京都の1000万特別を前に発熱。再調整を余儀なくされた。杉山助手が当時を振り返る。

 「去年の夏はミストに驚いたり、環境に対応し切れなかったね。カイバもあまり食べなくて、それで体調を崩した。以前はトリッキーなことをするから稽古が終わって厩舎に帰るまでがドキドキだったけど今はそういうのはない」

 1つ年を重ねてどっしり構え、以前のような線の細さは解消しつつある。「カイバはよく食べているよ」と杉山助手。450キロ(前走時436キロ)で帰厩した。馬体減りの不安があるタイプだけに見た目にふっくらしているのは何より。だから稽古でもしっかり乗れる。全てがいい方に回転しているのだ。1週前追い切りは坂路4F51秒7~1F12秒0と好時計をマーク。抜群のスピード感で一気に駆け上がってきた。今週もうひと追いすればキッチリ態勢は整いそうだ。

 「いい状態で出せると思うよ。体がしっかり戻って帰ってきて、むしろ最初は太くて絞らないといけないくらいだった。今で440キロだし、レースには430キロ台で出せそう」

 今年の京都牝馬Sで重賞初制覇を飾ってヴィクトリアマイル2着。牡馬相手の安田記念も、敗れはしたが走破時計はヴィクトリアマイルより0秒4速い。やはり潜在能力は一流。心身共にグンと成長して今秋はさらなる活躍が期待できそうだ。

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2012年8月7日のニュース