【函館新馬戦】アメージングムーン 昆師「想像以上に奥がある」

[ 2012年6月6日 06:00 ]

昆師が大きな期待をかける2歳牝馬アメージングムーン

 函館も開幕と同時に2歳新馬戦がスタート。G1ホースの妹がいきなりデビューする。日曜5R(芝1200メートル)で初陣を迎えるアメージングムーン(牝=昆、父アドマイヤムーン)は、09年高松宮記念、スプリンターズSと短距離G1を2勝したローレルゲレイロの半妹だ。

 5歳でG1を制した兄だが2歳時から才能の片りんは見せていた。函館開幕週の新馬戦を勝ち上がり、函館2歳S2着。朝日杯FSでも2着。ゲレイロを含め兄姉5頭を管理した昆師も早い時期からの活躍を期待する。「想像以上に奥がありそうだし、中央場所でもやれそうなレベルはある」

 北海道日高町のファンタストクラブで育成され、5月中旬に函館入厩。Wコースでの1週前追いでは、同じく今週デビューのカイザーカフェと併せて馬なりのまま併入。いっぱいに追われた僚馬に対し、手応えで圧倒した。「まだ稽古で追ったことはないが、相手がついて来られないからやっていないだけ。この血統はやってもやらなくても走る」と、指揮官の信頼は絶対だ。

 初戦から狙えるタイプだが、師は「体形的にゲレイロより距離が持ちそう。大事に育てていきたい」と、将来性も高く評価。来春のクラシック候補に名乗りを上げるか。

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2012年6月6日のニュース