【日本ダービー】ミスターX ワールドエースは相当強い

[ 2012年5月27日 06:00 ]

 「今年の皐月賞1、2着馬は抜けている」。トレセン関係者からは何度もこのフレーズを聞いた。果たしてそうなのか。今年のダービーを占う際に、最も重要なのが皐月賞をどう捉えるかだろう。

 レースは最後の直線で大半の騎手が荒れている内を避け、距離ロスを承知で外をぶん回した。だが、結果は内に飛び込んだ内田騎乗のゴールドシップが2馬身半差の完勝。圧倒的着差にその強さが際立つ形になったが、レース時の馬場状態を見直したい。

 前日の降雨の影響で芝は不良でのスタートだったが、皐月賞はやや重まで回復。だが、雨上がりの芝は内から乾くのが通例だ。芝の外はまだ水分をたっぷり含んでいたが、内は見た目以上に走りやすい馬場だった可能性がある。実際に最終12Rもゴールドシップと同じ内を通った馬が2、3着に粘っている。

 ならば大外をぶん回しながら、2着に食い込んだワールドエースは相当強いといえる。紛れの少ない東京コースなら逆転どころが圧勝までありそうだ。05年に5馬身差で圧倒した父ディープインパクトの再現を期待する。

 馬単(8)から(2)(6)(14)(17)

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2012年5月27日のニュース